この松は西の原の入り口に茂る一里塚松です。道をはさんで2本が向いあっている対立性一里塚で、初期の一里塚の姿を残しているということで、大田市の文化財に指定されています。
地上1.3mの周囲をそのまま測れば、それぞれ8.95、8.15mもの値になります。北側の株はやや損傷が目立ち、根幹の境周囲5.05m、枝張り19m。南側の株は枝張り広く29m,根幹の境周囲は5.25mあります。大きさにおいてもかなりのものであり、一里松が2本とも残っている点において極めて珍しいものです。
これは江戸時代の初め石見銀山の初代奉行が交通の便利を狙って一里ごとに榎を植えたのが始まりで、中国地方ではクロマツが植えられています。
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